この中で、昨年度、アホウドリの最大の繁殖地・鳥島において環境省が実施したモニタリング事業により、当年生まれのヒナが227羽確認されたことを報告した。平成5年の事業開始以降、確認されたヒナの数としては最高で、初めて200羽を超えた。
また、山階鳥類研究所が環境省の協力を受けて米国魚類野生生物局と共同実施している小笠原群島でのアホウドリ新繁殖地形成事業については、今年聟島(むこじま) 行った近縁種クロアシアホウドリの飼育試験の結果が良好であったことが報告されるとともに、来年実施するアホウドリのヒナの人工飼育の計画について検討が行われ、平成20年の繁殖期(2月頃)に、アホウドリのヒナ10羽を伊豆諸島の鳥島から小笠原群島の聟島まで移送して、巣立ちまで飼育することとなった。
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